エンドユーザーのバグレポート

ベンダーは、エンドユーザーのネイティブ クラッシュ レポートをモニタリングする必要があります。メモリ安全性のバグは、悪用可能な脆弱性やユーザーが認識できる不安定さを示すことが多いため、緊急に対処する必要があります。Android OS は DropboxManager を使用してバグレポートを管理します。クラッシュが発生すると ACTION_DROPBOX_ENTRY_ADDED インテントがブロードキャストされます。

ベンダーは、BroadcastReceiver を使用してこうしたブロードキャストをリッスンするシステムアプリを実装し、DropboxManager からクラッシュ レポートを取得して、分析のためにベンダーのサーバーに送信する必要があります。

Google は、このようなメカニズムを Google Play 開発者サービスに実装し、エンドユーザー デバイスのバグをモニタリングしています。適用される法律とプライバシー基準で認められている場合、Google は最も頻繁に発生するバグの一部をベンダーと共有することがあります。ただし、共有できるものはクラッシュの一部に限られます。Google としては、前述のとおり独自のエンドユーザー バグ トラッキングを実装することを強くおすすめします。