旧バージョンのサポート

比較的新しい旧リリースのビルド(Android 5.0 Lollipop 以降)

Android のバージョンが 8.0(Oreo または O)から 5.0(Lollipop または L)の場合は、すべての必須パッケージのインストールを容易にするために、付属の Dockerfile の使用を検討してください。

古い旧リリースのビルド(Android 4.4 KitKat 以前)

オペレーティング システム

Android は通常、GNU/Linux または Mac OS X オペレーティング システムでビルドされています。また、Windows などサポート対象外のシステムでも、仮想マシンを使用して Android をビルドできます。

Google では、GNU/Linux 上でビルドすることをおすすめしています。Android ビルドシステムは通常ビルドマシン上で ART を実行して、システム DEX ファイルをプリコンパイルします。ART は Linux 上でのみ実行可能なため、ビルドシステムは Linux 以外のオペレーティング システムでこのプリコンパイル手順をスキップします。その結果、Android ビルドのパフォーマンスは低下します。

GNU/Linux

  • Android 6.0(Marshmallow) - AOSP マスター: Ubuntu 14.04(Trusty)
  • Android 2.3.x(Gingerbread) - Android 5.x(Lollipop): Ubuntu 12.04(Precise)
  • Android 1.5(Cupcake) - Android 2.2.x(Froyo): Ubuntu 10.04(Lucid)

Mac OS X(Intel/x86)

  • Android 6.0(Marshmallow) - AOSP マスター: Mac OS X v10.10(Yosemite)以降、Xcode 4.5.2、コマンドライン ツール
  • Android 5.x(Lollipop): Mac OS X v10.8(Mountain Lion)、Xcode 4.5.2、コマンドライン ツール
  • Android 4.1.x(Jelly Bean) - Android 4.4.x(KitKat): Mac OS X v10.6 Snow Leopard または Mac OS X v10.7 Lion、Xcode 4.2 Apple Developer Tools
  • Android 1.5(Cupcake) - Android 4.0.x(Ice Cream Sandwich): Mac OS X v10.5 Leopard、Mac OS X v10.6 Snow Leopard、Mac OS X v10.5 SDK

GNU make

Android 4.1.x(Jelly Bean)の AOSP の master ブランチよりも前のバージョンの場合は、GNU make(gmake)3.82 を使用してください。Android 4.0.x(Ice Cream Sandwich)かそれより前のバージョンの場合は、gmake 3.82 を低いバージョンに下げてビルドエラーを回避します。

Xcode とその他のパッケージ

Mac OS X v10.8 かそれより低いバージョンの場合は、Apple のデベロッパー向けサイトから Xcode をインストールします。Apple デベロッパーとして登録していない場合は、ダウンロード前に Apple ID を作成します。

Mac OS X v10.4 を使用している場合は、以下のコマンドで Bison もインストールします。

        POSIXLY_CORRECT=1 sudo port install bison

MacPorts の場合は、以下を実行します。

        POSIXLY_CORRECT=1 sudo port install gmake libsdl git gnupg

Homebrew の場合は、以下を実行します。

        brew install gmake libsdl git gnupg2

gmake 3.82 を低いバージョンに下げる

Android 4.0.x(Ice Cream Sandwich)とそれより低いバージョンでは、gmake 3.82 に Android のビルドを妨げるバグがあります。以下の手順で、MacPorts を使用してバージョン 3.81 をインストールできます。

  1. /opt/local/etc/macports/sources.conf を編集して、次の行を追加します。
            file:///Users/Shared/dports
    rsync 行の上に追加します。次に、以下のディレクトリを作成します。
            mkdir /Users/Shared/dports
  2. 新しい dports ディレクトリで、以下のコマンドを実行します。
            svn co --revision 50980 http://svn.macports.org/repository/macports/trunk/dports/devel/gmake/ devel/gmake/
  3. 新しいローカル リポジトリのポート インデックスを作成します。
            portindex /Users/Shared/dports
  4. 古いバージョンの gmake をインストールします。
            sudo port install gmake @3.81

JDK

サポート対象のバージョン

Linux 版 JDK

Android オープンソース プロジェクト(AOSP)の Android の master ブランチでは、prebuilts/jdk/ にビルド済みバージョンの OpenJDK が用意されているため、追加のインストールは不要です。

Android の下位バージョンでは、JDK を個別にインストールする必要があります。Ubuntu では、OpenJDK を使用します。

Ubuntu 15.04 以降の場合

以下のコマンドを実行します。

    sudo apt-get update
    sudo apt-get install openjdk-8-jdk
    

Ubuntu LTS 14.04 の場合

Ubuntu 14.04 でサポートされている OpenJDK 8 パッケージはありません。Ubuntu 14.04 では、Ubuntu 15.04 OpenJDK 8 パッケージが正常に使用できます。これ以降のバージョンのパッケージ(15.10、16.04 用のパッケージなど)は、以下の手順を使用しても 14.04 では機能しません。

  1. old-releases.ubuntu.com から 64 ビット アーキテクチャ用に以下の .deb パッケージをダウンロードします。
  2. 必要に応じて、ダウンロードしたファイルのチェックサムを上記の各パッケージの SHA256 文字列と照合します。たとえば、sha256sum ツールの場合は、以下のように記述します。
            sha256sum {downloaded.deb file}
  3. 以下のコマンドで、パッケージをインストールします。
            sudo apt-get update
    以下のコマンドで、ダウンロードしたそれぞれの .deb ファイルに対して dpkg を実行します。依存関係がないため、エラーが発生する可能性があります。
            sudo dpkg -i {downloaded.deb file}
    欠落している依存関係を修正するには、以下のコマンドを使用します。
            sudo apt-get -f install

(省略可)デフォルトの Java バージョンの更新

必要に応じて、上記の Ubuntu バージョンで、次のコマンドを実行してデフォルトの Java バージョンを更新します。

    sudo update-alternatives --config java
    sudo update-alternatives --config javac