Cuttlefish ハイブリッド デバイスを作成する

このページでは、Cuttlefish ハイブリッド デバイス(CHD)を作成する方法について説明します。

CHD は、デバイスの HAL の Cuttlefish システム イメージの代わりに実機のシステム イメージを実行する、ハイブリッドの Cuttlefish 仮想デバイスです。これには次のような利点があります。

  • 開発やテストが容易: CHD を使うと、物理ハードウェアが利用可能になる前に次世代のシステム ソフトウェアの開発やテストを簡単に行えます。

  • 拡張性: CHD を使うと、開発やテストの性能を柔軟に拡張できます。

CHD を作成する

CHD を作成する方法は次のとおりです。

  1. make dist を使用して、Cuttlefish デバイスと実機のターゲット ファイルを生成します。

  2. この 2 つのターゲット ファイルを組み合わせて CHD のターゲット ファイルにして、以下のように build_cf_hybrid_device.py スクリプトを実行することで、CHD のターゲット ファイルから CHD イメージを生成します。

    python3 tools/treble/cuttlefish/build_cf_hybrid_device.py \
      --framework_target_files_zip <physical_device_target_files.zip> \
      --vendor_target_files_zip <cuttlefish_device_target_files.zip> \
      --otatools_zip <cuttlefish_otatools.zip> \
      --target chd \
      --output_dir <output_directory>
    

    このスクリプトでは、merge_target_files を使用して 2 つのターゲット ファイルを CHD のターゲット ファイルにして、img_from_target_files を使用して CHD のターゲット ファイルから CHD イメージを生成します。