AOSP は、Soong ビルドシステムを使用して Android をビルドします。Soong は、Kati GNU Make クローンツールと Ninja ビルドシステム コンポーネントを利用して、Android のビルドを高速化します。
Soong ビルドファイルはブループリント ファイルと呼ばれ、Android.bp
という名前が付きます。このファイルの構文とセマンティクスは、Bazel BUILD ファイルに似ています。
Android.bp
ファイル形式の詳細については、Android.bp ファイル形式をご覧ください。
Make ファイルから Android.bp
ファイルへの変換についての詳細は、Make と Soong の比較をご覧ください。
機能リリースフラグとビルドフラグ
機能リリースフラグは、テストしていないコードをテスト済みコードから分離するために使用するバイナリフラグです。AOSP 外部開発ブランチのミラーを持っている場合は、このフラグを使用してミラーされたコードの安定性を保つことができます。また、公開の外部開発ブランチにコードを提供する場合は、Google がブランチの安定性を確保できるよう、コードを機能リリースフラグでラップする必要があります。
ビルドフラグはビルド時の定数(文字列)で、オプションでコード ライブラリを追加するなど、ビルドを変更するために使用されます。
各コードブランチについての説明は、リリース ライフサイクルをご覧ください。
機能リリースフラグとビルドフラグは、ビルドファイルへの変更を必要とします。ビルドでのフラグの使い方など、これらのフラグについての詳細は、機能リリースフラグの概要と、関連する各ページをご覧ください。