Android で Rust を使用する場合、IDE のサポートは rust-analyzer に依存します。rust-analyzer
は、コード構造を理解し、コード補完や「定義に移動」などの機能を提供するために IDE で使用される言語サーバー プロトコルです。始める前に、rust-analyzer の QuickStart ドキュメントで、rust-analyzer
プロトコルを使用するように IDE またはエディタを構成する方法をご覧ください。
Android には、rust-analyzer
が Android Rust モジュールの構築方法を理解できるようにする構成が用意されています。これは、Soong で生成されたファイル rust-project.json
に記述されています。Visual Studio Code などの IDE の場合、このファイルは aidegen
により、-l r
オプション引数(言語として Rust を選択)を使用して生成されます。別の IDE を使用する場合は、次のコードを含む rust-project.json
ファイルを手動で生成します。
// Generates rust-project.json in out/soong/
SOONG_GEN_RUST_PROJECT=1 m nothing
// Creates a symbolic link
ln -s $ANDROID_BUILD_TOP/out/soong/rust-project.json $ANDROID_BUILD_TOP
rust-analyzer
のビルド済みの安定版は、prebuilts/rust/linux-x86/stable/rust-analyzer にあるツリー内で入手できます。