ローカルで CTS メディアテストを実行する

CTS に、メディア テスト モジュールを実行できる機能を追加しました。

  1. コンテンツをテスト対象デバイス (DUT) SD カードにロードします。
  2. CTS のローカル サーバ上でメディア ファイルをホストします。
  3. テスト スイートの実行に使用されるホスト マシン上でメディア ファイルをホストします。

CTS は、パートナー、ローカル、またはサードパーティのサーバーに接続できます。 CTS は Google サーバーに接続できません。

ダウンロード

ダウンロードファイルは以下のとおりです。

Android11の場合

  • CTSメディア1.5
    • Ctsメディアテストケース
    • Ctsメディアストレステストケース
    • Ctsメディアビットストリームテストケース

Android 12以降の場合

  • CTSメディア1.5
    • Ctsメディアストレステストケース
    • Ctsメディアビットストリームテストケース
* CtsMediaTestCases.apk は、Android 13 以降の小さなテスト ケースに分割されています。

CTS メディア テストをセットアップする

  • ダウンロードした android-cts-media-1.5.zip の内容を android-cts-media-1.5 フォルダーに解凍します。
  • ダウンロードした CtsMediaTestCases.zip メディア ファイルの内容を CtsMediaTestCases フォルダーに解凍します。

CtsMediaTestCasesモジュールは、SD カード方式とローカル サーバー ホスティング方式をサポートしています。

SD カード方式 (CtsMediaTestCases のみ)

ファイルをデバイスの SD カードにコピーし、次のコマンドを使用してモジュールを実行します。

$adb push CtsMediaTestCases /sdcard/

ローカルサーバー方式 (CtsMediaTestCases のみ)

  1. (オプション) ローカル サーバー上でDynamicConfig.jsonをホストします。
  2. https が有効で、有効な CA 証明書があり、認証されていないローカル サーバーを用意します。たとえば、https://example.com。
  3. そのサーバー上でメディア ファイルをホストし、URL を取得します。
  4. DynamicConfig.json を変更し、同じ場所でホストします。たとえば、https://example.com/a/b/DynamicConfig.json)。

ホストマシン方式 (3 つのモジュールすべて)

android-cts-media-1.5 フォルダーをホスト マシンの /tmp/ フォルダーに移動します。

CTS メディア テストを実行する

SD カード方式 (CtsMediaTestCases のみ)

単一モジュールの実行

$run cts -m CtsMediaTestCases --dynamic-config-url
https://storage.googleapis.com/cts_media/DynamicConfig_local.json --shard-count 6

これにより、 dl.google.comのimagesフォルダーからファイルがダウンロードされます。 android-cts-media-1.5.zipのローカルimagesフォルダーを使用したい場合は、これを使用します。

$run cts -m CtsMediaTestCases --module-arg
CtsMediaTestCases:config-url:https://storage.googleapis.com/cts_media/DynamicConfig_local.json --module-arg CtsMediaTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --shard-count 6

CTS の完全な実行 (SD カード上の CtsMediaTestCases)

$run cts --module-arg CtsMediaTestCases:config-url:https://storage.googleapis.com/cts_media/DynamicConfig_local.json --module-arg CtsMediaTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --shard-count 6

ローカルサーバー方式

デフォルトの JSON 構成パスをカスタムのローカル サーバー パスに置き換えることができます。

単一モジュールの実行

$run cts -m CtsMediaTestCases --dynamic-config-url
https://storage.googleapis.com/cts_media/DynamicConfig.json

これにより、 dl.google.comのimagesフォルダーからファイルがダウンロードされます。 android-cts-media-1.5.zipのローカルimagesフォルダーを使用したい場合は、これを使用します。

$run cts -m CtsMediaTestCases --module-arg CtsMediaTestCases:config-url:https://storage.googleapis.com/cts_media/DynamicConfig.json --module-arg
CtsMediaTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --shard-count 6

CTS の完全な実行 (SD カード上の CtsMediaTestCases)

$run cts --module-arg CtsMediaTestCases:config-url:https://storage.googleapis.com/cts_media/DynamicConfig.json --module-arg CtsMediaTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --shard-count 6

ホストマシン方式

ホスト マシン上の 3 つのモジュールすべてに対して CTS メディア テストを実行できます。

モジュールを個別にまたは一緒に実行する

次のコマンドを実行してモジュールを個別に実行します。

$run cts -m CtsMediaTestCases
--module-arg CtsMediaTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --shard-count 6

次のコマンドを実行して、すべてのモジュールを一緒に実行します。

$run cts --include-filter CtsMediaTestCases --module-arg CtsMediaTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --include-filter CtsMediaStressTestCases --module-arg
CtsMediaStressTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --include-filter
CtsMediaBitstreamsTestCases --module-arg CtsMediaBitstreamsTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --shard-count 6

完全な CTS 実行 (個別のモジュール パラメーターを使用)

$run cts --module-arg CtsMediaTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --module-arg CtsMediaStressTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --module-arg CtsMediaBitstreamsTestCases:local-media-path:/tmp/android-cts-media-1.5 --shard-count 6