CTS 自動テストを設定する(AOSP 10 以前)

このページでは、Android 10 以前に固有の CTS の設定手順について説明します。

JDK をインストールする

  • Android 9 と 10 の場合は、JDK 9 をインストールします。
  • Android 8 以前の場合は、JDK 8 をインストールします。

最初の API レベルを設定する

Android 9 または 10 を搭載してリリースされたデバイスの場合は、ro.product.first_api_level プロパティにコード名、タグ、ビルド番号から有効な値を設定します。

Android 8.x 以前を搭載して出荷されたデバイスの場合は、製品の初期ビルドでは ro.product.first_api_level プロパティを未設定にします(削除します)。それ以降のすべてのビルドでは、ro.product.first_api_level を正しい API レベルの値に設定します。こうすることで、このプロパティにより新製品が正しく識別され、その製品の初期 API レベルに関する情報が保持されます。このフラグが設定されていない場合、Android により Build.VERSION.SDK_INTro.product.first_api_level に設定されます。

ストレージ要件

CTS メディア ストレステストでは、外部ストレージ(/sdcard)に動画クリップが必要です。

必要な容量は、デバイスの動画再生でサポートされている最高解像度によって異なります。プラットフォームのバージョンで要求される解像度については、Android 互換性定義ドキュメントのセクション 5 をご覧ください。

動画再生の最高解像度ごとの保存容量に対する要件は次のとおりです。

  • 480x360: 98 MB
  • 720x480: 193 MB
  • 1,280x720: 606 MB
  • 1,920x1,080: 1,863 MB

DUT を構成する

このセクションでは、AOSP 10 以前の特別な DUT 構成手順について説明します。

USB デバッグを有効にする

Android 9 または 10 で、[システム] > [開発者向けオプション] に移動します。

Android 8 以前の場合は、[設定] > [開発者向けオプション] に移動します。

擬似ロケーションを有効にする(AOSP 4.4.x と 5.x)

Android 5.x と 4.4.x では、[設定] > [開発者向けオプション] に移動し、[擬似ロケーションを許可する] を有効にします。

ユーザー補助テストのセットアップ(CTS 2.1 R2 ~ 4.2 R4)

以下のコマンドで、ユーザー補助テストを実行するようにデバイス(あるいはエミュレータ)をセットアップします。

  adb install -r
  android-cts/repository/testcases/CtsDelegatingAccessibilityService.apk

次に、[設定] > [ユーザー補助] > [ユーザー補助] に移動し、[ユーザー補助サービスの委任] を有効にします。

デバイス管理テストのセットアップ(CTS 6.x 以前)

android.software.device_admin を宣言しているデバイスで、以下のコマンドを使用してデバイス管理テストを実行するようにデバイスをセットアップします。

  adb install -r android-cts/repository/testcases/CtsDeviceAdmin.apk

次に、[設定] > [セキュリティ] > [デバイス管理者を選択] で、2 人の android.deviceadmin.cts.CtsDeviceAdminReceiver* デバイス管理者を有効にします。android.deviceadmin.cts.CtsDeviceAdminDeactivatedReceiver と他のすべてのプリロードされたデバイス管理者が無効になっていることを確認します。

メディア ファイルを設定する(AOSP 10 以前)

Android 10 以前の動画ストリーミング テストでは、動画ファイルが外部ストレージ(/sdcard)にある必要があります。詳しくは、ストレージの要件をご覧ください。