テストとデバッグ

以下で VIA コードを構造化してテストを容易に実施できるようにするうえで、検討すべきいくつかの推奨事項を紹介します。

コードベースを独立したユニットとして設計する

主な項目は次のとおりです。

  • トリガー。起動ワード、プッシュツートーク(PTT)、タップツートーク(TTT)
  • 音声認識。音声ストリームを構造化データに変換することに焦点を当てます。
  • コマンドのフルフィルメント。クエリの処理に焦点を当てて、アクションに変換します。

これらの各レイヤは単体でテストでき、互いに独立している必要があります。以下を含めて文書化してください。

  • ユーザークエリをコマンド フルフィルメント レイヤに直接渡すために使用できるインテント エクストラ。これにより、OEM とインテグレータは音声認識を使わずに、コマンド フルフィルメント(車両との統合)を直接テストできます。
  • 事前に録音された音声ファイルを音声操作サービスに渡すプロセス。このプロセスにより、車両のマイクを使わずに、サービス自体の音声認識テストを行うことができます。

テスト用エミュレータ

Android Emulator は、ホストのマイクとゲストの AAOS インスタンスをブリッジすることから、開発とテストに最適なプラットフォームです。

エミュレータによるテスト

図 1. エミュレータによるテスト