Pixel  /  Nexus のセキュリティに関する公開情報 - 2018 年 7 月

2018 年 7 月 2 日公開 | 2018 年 7 月 3 日更新

Pixel / Nexus のセキュリティに関する公開情報には、サポート対象の Google Pixel 端末と Nexus 端末(Google 端末)に影響を与えるセキュリティの脆弱性や機能強化の詳細を掲載しています。Google 端末では、セキュリティ パッチレベル 2018-07-05 以降において、この公開情報に掲載されているすべての問題と、2018 年 7 月の Android のセキュリティに関する公開情報に掲載されているすべての問題に対処しています。端末のセキュリティ パッチレベルを確認するには、Android のバージョンを確認して更新する方法の説明をご覧ください。

パッチレベル 2018-07-05 へのアップデートは、サポート対象のすべての Google 端末に送信されます。ご利用の端末で上記の更新を行うことをすべてのユーザーにおすすめします。

注: Google 端末のファームウェア イメージは、Google デベロッパー サイトで入手できます。

お知らせ

2018 年 7 月の Android のセキュリティに関する公開情報に掲載されているセキュリティの脆弱性に加えて、Pixel 端末と Nexus 端末には、下記のセキュリティの脆弱性に対するパッチも含まれています。パートナーには少なくとも 1 か月前に下記の問題が通知されており、パートナーは端末のアップデートにこうしたパッチを組み込むことができます。

セキュリティ パッチ

脆弱性は、影響を受けるコンポーネントごとに分類しています。問題の内容について説明し、CVE、関連する参照先、脆弱性のタイプ重大度、更新対象の AOSP(Android オープンソース プロジェクト)バージョン(該当する場合)を表にまとめています。該当する場合は、バグ ID の欄に、その問題に対処した一般公開されている変更(AOSP の変更の一覧など)へのリンクがあります。複数の変更が同じバグに関係する場合は、バグ ID の後に続く番号で、追加の参照先へのリンクを示します。

フレームワーク

CVE 参照 タイプ 重大度 更新対象の AOSP バージョン
CVE-2018-9426 A-79148652 ID 7.0、7.1.1、7.1.2、8.0、8.1
CVE-2018-9376 A-69981755 EoP 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2、8.0、8.1
CVE-2018-9434 A-29833520 [2] ID 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2、8.0、8.1

メディア フレームワーク

CVE 参照 タイプ 重大度 更新対象の AOSP バージョン
CVE-2018-9429 A-73927042 ID 8.1
CVE-2018-9423 A-77599438 ID 7.0、7.1.1、7.1.2、8.0、8.1

システム

CVE 参照 タイプ 重大度 更新対象の AOSP バージョン
CVE-2018-9413 A-73782082 RCE 7.0、7.1.1、7.1.2、8.0、8.1
CVE-2018-9418 A-73824150 RCE 7.0、7.1.1、7.1.2、8.0、8.1
CVE-2018-9430 A-73963551 RCE 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2、8.0、8.1
CVE-2018-9414 A-78787521 EoP 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1、7.1.2、8.0、8.1
CVE-2018-9431 A-77600924 EoP 8.0、8.1

カーネル コンポーネント

CVE 参照 タイプ 重大度 コンポーネント
CVE-2018-9416 A-75300370* EoP SCSI ドライバ
CVE-2018-9415 A-69129004
アップストリーム カーネル
EoP AMBA ドライバ
CVE-2018-7995 A-77694092
アップストリーム カーネル
EoP mcheck
CVE-2018-1065 A-76206188
アップストリーム カーネル
EoP netfilter
CVE-2017-1821 A-76874268
アップストリーム カーネル
EoP イーサネット
CVE-2017-1000 A-68806309
アップストリーム カーネル
EoP Linux カーネル

Qualcomm コンポーネント

CVE 参照 タイプ 重大度 コンポーネント
CVE-2018-5865 A-77528512
QC-CR#2179937
ID fwlog
CVE-2018-5864 A-77528805
QC-CR#2170392
ID WMA
CVE-2018-11304 A-73242483*
QC-CR#2209291
EoP サウンド ドライバ
CVE-2018-5907 A-72710411*
QC-CR#2209291
EoP サウンド ドライバ
CVE-2018-5862 A-77528300
QC-CR#2153343
EoP WLAN
CVE-2018-5859 A-77527701
QC-CR#2146486
EoP ビデオドライバ
CVE-2018-5858 A-77528653
QC-CR#2174725 [2]
EoP オーディオ
CVE-2018-3570 A-72956998
QC-CR#2149165
EoP cpuidle ドライバ
CVE-2017-15851 A-38258851*
QC-CR#2078155
EoP Camerav2
CVE-2017-0606 A-34088848*
QC-CR#2148210
QC-CR#2022490
EoP /dev/voice_svc ドライバ

機能パッチ

影響を受ける Pixel 端末には、セキュリティ関連以外の機能の問題に対処する下記のアップデートが組み込まれています。関連する参照先、影響を受けるカテゴリ(Bluetooth やモバイルデータなど)、改善内容、影響を受ける端末を下記の表にまとめています。

参照 カテゴリ 改善内容 端末
A-73204553 接続 特定のルーターとの Wi-Fi 接続の整合性を改善 Pixel 2、Pixel 2 XL

一般的な質問と回答

上記の公開情報に対する一般的な質問について、以下で回答します。

1. 上記の問題に対処するように端末が更新されているかどうかを確かめるには、どうすればよいですか?

セキュリティ パッチレベル 2018-07-05 以降では、セキュリティ パッチレベル 2018-07-05、およびそれ以前のすべてのパッチレベルに関連するすべての問題に対処しています。端末のセキュリティ パッチレベルを確認する方法については、Pixel および Nexus のアップデート スケジュールに記載されている手順をご覧ください。

2. 「タイプ」列の項目はどういう意味ですか?

脆弱性の詳細の表で「タイプ」列に記載した項目は、セキュリティの脆弱性の分類を示しています。

略語 定義
RCE リモートコード実行
EoP 権限昇格
ID 情報開示
DoS サービス拒否
N/A 該当する分類なし

3. 「参照」列の項目はどういう意味ですか?

脆弱性の詳細の表で「参照」列に記載した項目には、その参照番号が属す組織を示す接頭辞が含まれる場合があります。

接頭辞 参照
A- Android バグ ID
QC- Qualcomm の参照番号
M- MediaTek の参照番号
N- NVIDIA の参照番号
B- Broadcom の参照番号

4. 「参照」列の Android バグ ID の横にある「*」はどういう意味ですか?

公開されていない問題には、「参照」列の Android バグ ID の横に「*」を付けています。この問題のアップデートは、通常、Google デベロッパー サイトから入手できる Pixel / Nexus 端末用最新バイナリ ドライバに含まれています。

5. セキュリティの脆弱性が、この公開情報と Android のセキュリティに関する公開情報に分けられているのはなぜですか?

Android 搭載端末の最新のセキュリティ パッチレベルを宣言するためには、Android のセキュリティに関する公開情報に掲載されているセキュリティの脆弱性への対処が必要です。それ以外の、この公開情報などに掲載されているセキュリティの脆弱性への対処は必要ありません。

バージョン

バージョン 日付 メモ
1.0 2018 年 7 月 2 日 情報公開
1.1 2018 年 7 月 3 日 公開情報を改訂し AOSP リンクを追加