トレースをキャプチャする

デバイス上でのトレースのキャプチャには、Winscope または Android Debug Bridge(adb)コマンドが使用できます。

Winscope では、前回のセッション中にデバイスから収集した最新のトレースを取得できます。この機能は、Wi-Fi 経由で ADB を使用する場合や Winscope が予期せず終了した場合など、接続に関する問題が発生した際に特に役立ちます。前回のセッションのトレースがない場合、Winscope には [有効なトレース ファイルが見つかりませんでした] と表示されます。

エラー メッセージ

Winscope では、トレースの収集中に以下のメッセージが表示されます。

メッセージ 説明
トレースのターゲットが選択されていません トレースのチェックボックスが選択されていません。
トレース中にエラーが発生しました:
ERROR: INVALID_LAYER_STACK。ディスプレイの状態を確認してください(トレースの開始時にオンになっている必要があります)
画面の録画がリクエストされましたが、トレースの開始時にディスプレイがオフになっていました。
トレース中にエラーが発生しました:
adb コマンドから特定のエラー メッセージを受信しました(<trace types requested>に対する有効なファイルが見つからなかったなど)
adb がトレース ファイルを読み取れませんでした。このエラーは通常、adb が root として実行されていない場合に発生します。
トレース中にエラーが発生しました: トレースのタイムアウト デバイスの接続に関する問題があります。
トレース中にエラーが発生しました: {inner error} その他のすべてのエラー発生時にこのメッセージが表示されます。