ベンダー テストスイート(VTS)は、HAL と OS カーネルのテストを自動化します。VTS を使用して Android ネイティブ システムの実装をテストするには、テスト環境をセットアップした後、VTS プランを使用してパッチをテストします。
テスト環境の構築
次のようにして、テスト環境をセットアップします。
- 次のコマンドを実行して、Python 開発キットをインストールします。
sudo apt-get install python-dev
- 次のコマンドを実行して、プロトコル バッファ ツール(Python 用)をインストールします。
sudo apt-get install python-protobuf
sudo apt-get install protobuf-compiler
- 次のコマンドを実行して、Python 仮想環境に関連したツールをインストールします。
sudo apt-get install python-virtualenv
sudo apt-get install python-pip
パッチのテスト
次のようにして、パッチをテストします。
- 次のコマンドを実行して、VTS ホスト側のパッケージをビルドします。
. build/envsetup.sh
lunch aosp_arm64-userdebug
make vts -j
- 次のコマンドを実行して、デフォルトの VTS テストを実行します。
vts-tradefed
tf> run vts // where vts is the test plan name
VTS プラン
次の VTS テストプランを使用できます。
コマンド | 説明 |
---|---|
> run vts | デフォルトの VTS テストの場合 |
> run vts-hal | デフォルトの VTS HAL(ハードウェア抽象化レイヤ)テストの場合 |
> run vts-kernel | デフォルトの VTS カーネルテストの場合 |
すべてのプランのリストを確認するには、/test/vts/tools/vts-tradefed/res/config.md
をご覧ください。
サポート
/test/vts/doc
にあるユーザー マニュアルをご覧ください。VTS に関して質問がある場合は、android-vts@googlegroups.com に登録してください。