さまざまな形式のハイ ダイナミック レンジ(HDR)キャプチャを Camera2
API で使用できます。このページでは HDR のさまざまな特徴、機能、モードと、特定の API によって何が違うかを説明します。
HDR 静止画撮影
HDR での静止画撮影はさまざまなアルゴリズムをカプセル化して、モバイルカメラのダイナミック レンジを高めます。
Android 13 以降では、10 ビットカメラ出力 capability
で 10 ビットカメラ出力をサポートしています。HDR ダイナミック レンジの DynamicRangeProfiles
クラスにより、実際の 10 ビットピクセル形式および対応する 10 ビット伝達関数を使用してフレームを生成できるカメラ出力をカメラクライアントで設定できるようになります。HDR ダイナミック レンジ プロファイルを使用した、10 ビットカメラの出力設定では物理的なビット深度の拡張のみができます。10 ビットカメラ出力設定では、HDR 撮影モードと合わせて次のモードを使用できます。
Android 12 以前を搭載したデバイスの場合、HDR 静止画撮影メソッドではある時点で標準的な 8 ビットのダイナミック レンジに圧縮されたフレームの処理を伴います。次の HDR 静止画撮影メソッドでは、異なる露出のいくつかのフレームがキャプチャされ、最終的な HDR 結果が個々の画像を融合して生成されています。
- HDR 撮影モード: このモードはカメラ HAL レイヤで実装され、サポートされている場合は通常のカメラ キャプチャ リクエスト内のカメラ クライアントで設定できます。
- HDR 拡張機能のタイプ: この拡張機能のタイプは高コントラストの撮影で推奨されます。通常のキャプチャ セッションに比べて限られた機能でキャプチャ セッションを使用します。同じデバイスでカメラ拡張機能を使った場合、通常のキャプチャ リクエストよりも画質が高い結果を生成できます。
HDR 動画録画
HDR 静止画撮影とは異なり、動画 HDR は HDR 動画録画(10 ビット動画録画)のみを参照します。