Trade Federation コンソールはオプションのコンポーネントです。デバイスの状態から現在進行中のテストまで、Trade Federation の状態や検出内容を表示できます。
並行して実行されている多数のテストをモニタリングし、各テストの進行状況を把握する優れたツールです。
コンソールにリーチする
Tradefed がビルドされると、パスから tradefed.sh
ランチャー スクリプトを利用できるようになり、そこからデフォルトでコンソールが起動します。
コンソールには tf >
プロンプトが表示されます。
コンソールでできること
コンソールの help
には、常に最新の情報が表示されます。
次のような興味深い機能があります。
- デバイスと、Tradefed に状態がどのように見えているかをリストする
list devices
- 現在実行中の呼び出しとそのメタデータをリストする
list invocations
- 実行中のすべての呼び出しと Tradefed のログを取得する
dump logs
コンソールを使用すれば、他ではまとめて表示できない状態をクエリすることで、Tradefed とデバイスで起こっていることをデバッグできます。
コンソールを回避する方法
1 回限りのコマンドを実行しているときなど、場合によってはコンソールが不要なこともあります。
このような場合、コンソールが起動しないように、commandAndExit
を tradefed.sh
ランチャー スクリプト コマンドに追加できます。Tradefed をスクリプトの一部として実行する場合、または出力を直接パイプする場合、この追加の引数が必要になります。スクリプトから Tradefed を実行しているときにコンソールを有効にすると、動作に一貫性がなくなり、複数の問題が発生する可能性があります。
tradefed.sh run commandAndExit <usual command>
コンソールの予測入力
コンソールには、設定名の基本的な予測入力機能があります。
tf > run <hit TAB>
result in:
Display all 167 possibilities? (y or n)
run
の後に Tab キーを押すと、利用可能な設定の全リストを取得できます。名前の一部がすでに入力されている場合は、該当するすべての候補がコンソールに表示されます。
tf >run tf/<HIT TAB>
tf/acceptance tf/fake tf/func
tf/stress tf/uiautomator tf/unit-runner
tf >run tf/
これは、正確な設定名がわからない場合に便利です。