Tradefed の BuildInfo

TF の BuildInfo は、テストのセットアップおよび実行用のリソースを格納するために広く使用されているオブジェクトです。デバイス イメージからテスト APK まで、すべてが BuildInfo に保存またはリンクされます。これにより、テストからテストリソースにアクセスし、テストとテストリソースの取得を分離する、統一された方法が可能となります。

BuildInfo のプロパティ

BuildInfo オブジェクトの 2 つの主なプロパティは、属性とファイルです。

  • 属性は、#addBuildAttribute() で追加できます。ビルドのラベルと文字列情報を表します。属性を使用して、ビルドに関連する情報を格納できます。
  • ファイルは、setFile() で追加できます。ファイルは呼び出しライフサイクル中に BuildInfo によってトラックおよび管理されます(たとえばシャーディング中に適切に処理されます)。これにより、テストでファイル システムについて把握する必要がなくなり、代わりに抽象化された BuildInfo オブジェクトを使用してリソースを取得します。

マルチデバイスの BuildInfo

複数のデバイスでテスト構成をセットアップすると、1 つの BuildInfo オブジェクトがデバイスごとに存在するようになります。これにより、デバイス間でファイルのリクエストとターゲット設定が可能になります。

マルチビルドの BuildInfo

複数のターゲットからビルドを必要とすることができます。この場合、1 つの BuildInfo オブジェクトがターゲットごとに存在するようになります。これにより、任意のターゲットからファイルのリクエストとターゲット設定が可能になります。

proto 形式

BuildInfo は、protobuf 形式にシリアル化可能で、必要な場合にシステム間での使用が容易になります。